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Helping the world understand Japanese culture
2018年3月3日発行(第40号)
日本再発見:歌舞伎
今回のテーマは「歌舞伎」です。400年前歌舞伎が生まれた頃、当時の日本は社会情勢が不安定で、その不安の中で派手な服装をして歌ったり、踊ったり、常識を逸脱した傾奇者/歌舞伎者(かぶきもの)という一団が街に出現。その頃は平民の娯楽であった歌舞伎も次第に上流の娯楽へと姿を変え、日本の文化の代表的なものとなりました。外国人も興味を持つ歌舞伎を知らずして日本文化は語れません。
歌舞伎にはどんな歴史がありますか?
歌舞伎は約400年前戦国時代に考案されました(was invented) 。当時(in those days)派手な(flashy) 身なりをして、常識外の行動(wild things)をとる者たちは傾奇者/歌舞伎者(かぶきもの)として知られていました(were known)。この問題児たちは恥ずかしがりもせず、外へ出て激しく常軌を逸した踊りを繰り広げました。その頃、歌舞伎を演じていた女性たちはおそらく(probably)人々が自分たちのことをどう思うかは気に留めていなかった(didn’t care) のでしょう。しかし彼女たちの独特な(unique)踊りと三味線と呼ばれた新しい楽器は人々を魅了しました(attracted)。
何百年もの間(For hundreds of years)、歌舞伎は粗野な平民(commoners)のための娯楽と考えられていました。しかし、明治時代になって、歌舞伎は上流階級(the upper class)のための優雅な娯楽の形態(an elegant form of entertainment)となったのです。来日観光客の多くは歌舞伎の15分ほどの短い場面を楽しむために劇場に足を運びます(go to a theater)。しかし、歌舞伎についてほとんど理解しないのであれば、4時間半の演目すべての間、じっと座っているのはなかなかむずかしいかもしれません(it might be hard)。
重要な場面になると、主役は突然止まり(suddenly stop)、ポーズを取ります。これが「見得」です。映画の中のストップモーションの一コマのようなものです。「見得」は観客にその瞬間、その場面(stage)のすべての美をゆっくり楽しむ(slowly enjoy)機会を与えるために使われています。
見得の間、観客の人々は、役者の技を称える(praise his skill)ために大きな声で叫びます(shout out.)。これは掛け声と呼ばれるもので、役者の名前を叫んでいます。大きな声で叫ぶ人はプロで、それが彼らの職業です。決して彼らの真似(imitate)はしないほうがいいですよ!
日本文化のある部分では、楽しむためには何を知る必要もありませんが、しかし知れば知るほど(the more you know)歌舞伎をより楽しむことができるのです。
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